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「早産児循環不全に対するテーラーメイド循環管理シンポジウム」:第62回日本新生児成育医学会の報告5
投稿日 2017年10月24日 22:17:00 (横浜ブログ)
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2024年04月の空・・・総集編・・・
投稿日 2024年4月29日 11:11:11 (横浜ブログ)
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4月28日までの熱帯魚入荷情報!
投稿日 2024年4月28日 19:30:47 (横浜ブログ)
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サンゴ在庫状況!
投稿日 2024年4月27日 15:13:22 (横浜ブログ)
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第46回よこはま花と緑のスプリングフェア2024より、花壇展とチューリップ。
投稿日 2024年4月26日 11:11:11 (横浜ブログ)
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@浅草 老舗の味は…
投稿日 2024年4月25日 05:55:43 (横浜ブログ)
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【04月20日】スポルト八景:サタデートーナメント
投稿日 2024年4月25日 00:00:00 (横浜ブログ)
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【2024年ニューオープン!】横浜にオープンした和食バルでいただくおいしいランチ
投稿日 2024年4月24日 19:13:23 (横浜ブログ)
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大さん橋サイズ最大に返り咲いた、ダイヤモンド・プリンセスをいろんなところから。
投稿日 2024年4月23日 11:11:11 (横浜ブログ)
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☆ベティ・ブルー 愛と激情の日々☆
投稿日 2024年4月22日 09:30:00 (横浜ブログ)
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横浜店限定 特価植物ご案内‼️
投稿日 2024年4月21日 14:44:21 (横浜ブログ)
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シリーズ横浜の橋_その37・・・増設編、ハンマーヘッドウォーク。
投稿日 2024年4月20日 11:11:11 (横浜ブログ)
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横浜白楽駅前にある蕎麦屋でいただくおいしいミニ丼セットランチ
投稿日 2024年4月17日 21:00:59 (横浜ブログ)
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お馴染みのようでそれ程でも、ウエステルダムをいろんなところから。
投稿日 2024年4月17日 11:11:11 (横浜ブログ)
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大納言小豆に聞いてみよう 「どうせだめでしょ菌」のやっつけ方
投稿日 2024年4月15日 15:19:17 (横浜ブログ)
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【04月13日】スポルト八景:ダブルストーナメント
投稿日 2024年4月15日 00:00:00 (横浜ブログ)
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お散歩写真2024_工事が終わったところもありますが、工事中のところを中心に。
投稿日 2024年4月14日 11:11:11 (横浜ブログ)
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PPバンドを編みながら
投稿日 2024年4月11日 11:47:55 (横浜ブログ)
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大さん橋から出港の飛鳥Ⅱから、新港ふ頭から出港のオイローパへ。
投稿日 2024年4月11日 11:11:11 (横浜ブログ)
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そごう横浜店でいただくおいしい鰻重ランチ
投稿日 2024年4月10日 20:08:49 (横浜ブログ)
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ガンダムファクトリー横浜終了記念、動くガンダムフォトスポット巡り。
投稿日 2024年4月8日 11:11:11 (横浜ブログ)
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さくら・もも・しろ・あか・き色 せせらぎ緑道:「マサぽん」の横浜ものがたり
投稿日 2024年4月7日 22:50:32 (横浜ブログ)
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@みなとみらい さば料理の専門店とは
投稿日 2024年4月6日 06:13:27 (横浜ブログ)
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横浜港へ初入港した新港ふ頭のオイローパから、大さん橋の飛鳥Ⅱへ。
投稿日 2024年4月5日 11:11:11 (横浜ブログ)
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【04月02日】ハマボール:火曜トーナメント
投稿日 2024年4月5日 00:00:00 (横浜ブログ)
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横浜駅近くにあるおいしいボリュームたっぷりわんたん麺専門店
投稿日 2024年4月3日 19:08:36 (横浜ブログ)
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謎解きスタンプラリー、ナゾる!ヨコハマ街歩き・鶴見区編。
投稿日 2024年4月2日 11:11:11 (横浜ブログ)
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【03月30日】スポルト八景:3月総評
投稿日 2024年4月2日 00:00:00 (横浜ブログ)
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感謝とごみ
投稿日 2024年4月1日 13:35:19 (横浜ブログ)
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おすすめ植物ご紹介‼️
投稿日 2024年3月31日 17:56:30 (横浜ブログ)
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2024年03月の空・・・総集編・・・
投稿日 2024年3月30日 11:11:11 (横浜ブログ)
の続きです。
上記の
シンポジウム3.「本邦からの情報発信による国際貢献
―臨床情報の国際標準化―」に続いて、同じ会場で
シンポジウム5.「早産児循環不全に対するテーラーメイド循環管理」
座長:増谷 聡(埼玉医科大学総合医療センター小児循環器部門)
石黒 秋生(埼玉医科大学総合医療センター新生児科)
演者:Shahab Noori(Keck School of Medicine of USC)
豊島 勝昭(神奈川県立こども医療センター新生児科)
石黒 秋生(埼玉医科大学総合医療センター新生児科)
座長:増谷 聡(埼玉医科大学総合医療センター小児循環器部門)
石黒 秋生(埼玉医科大学総合医療センター新生児科)
演者:Shahab Noori(Keck School of Medicine of USC)
豊島 勝昭(神奈川県立こども医療センター新生児科)
石黒 秋生(埼玉医科大学総合医療センター新生児科)
の開催でした。マニュアル的な、ルーチン的な循環管理でなく
心エコーを基に赤ちゃん事の心機能にあわせた循環管理をすることが
超低出生体重児の脳室内出血などの予防につながるのではないかと
いう想いを込めて<テーラーメイドな循環管理>と銘打ち、
の論文を書かせていただいた自分ですが、その言葉を冠した
シンポジウムを企画して、米国から新生児循環管理の第1人者の
Noori教授を招待してこのシンポジウムを企画して下さった
埼玉医科大学の石黒先生、側島先生に感謝のシンポジウムでした。
このシンポジウムのトップバッターは
この日は、心エコーを使いこなすため開発した
シュミレーターについての紹介でした。
米国は日本と違って心エコーにもコストが発生するから
しっかりした技術がないと心エコーを患者さんにできないのだと
思います。患者さんに触る前に技術をあげるためにシュミレーター
教育などを目指すのは米国的な教育的な視点があるお話しでした。
1年前に中国の深センで開催の国際シンポジウムで
Noori先生に出会ったときに、講演の中では触れていませんでしたが
このシュミレーターの開発を伝えて下さったNoori先生、中国での
話の続きをゆっくり聴かせてもらって大変興味深いお話しでした。
米国の新生児科医が診断精度をあげようとシュミレーターに
取り組んでいる姿が流れ、
そのシュミレーターの内容を画面で出して下さり、
心エコーをNICUに普及させていきたいという熱意が
伝わる講演でした。
国は違えど、同じ想いを抱く、そして、世界の新生児医療をよりよくするために
行動しているNoori先生に尊敬を感じた講演でした。
2番手で自分が講演させていただきました。
の昼の講演の続きのつもりで未来志向のつもりでお話し
させていただきました。
自分達は心エコーを基にした循環管理が早産児の予後改善につながると
信じて取り組んでいるが、自分の施設以外でもそれを実現するためには
簡便な指標の創出、エコー技術の向上(イメージングと計測)、
エコーの技術革新などを取り組んでいきたいという考えを
報告してきました。
日本の新生児科医がリアルタイムに聴診器のようにNICUで
エコーをする文化は世界的にも注目されている。
韓国、台湾、中国、オーストラリアの新生児科医の人達の
前でエコーをデモンストレーションしたり、伝えたりすると
エコーという技術を関してコミニケーションが出来る気がしている
という気持ちを伝えました。
他国でエコーをしていると日本のように身近にエコーがない
国では簡単な指標が求められるし、日本以外の国は心エコーに
患者負担の費用も生じるから、やるからには精度の高いエコーを
しようとしているので技術向上も求められる。
一方で、日本はみんながエコーをしているけど、聴診器と同じで
お金が発生しない検査の感じで、精度向上へのこだわりが少ない
国かも知れない。
PLASE研究で甘利先生や増谷先生が報告してくれた研究では
見逃すこと出来ないような計測の検査者間誤差がある日本の
現状を伝えつつ、みんなで共有したマニュアルと増谷先生や
小林徹先生の地道な事務局の精度管理でその差を埋めることが
できたことを報告してきました。
「日本は新生児科医が心エコーをやっている」と言う先に向けて
「日本は新生児科医が心エコーをやっていて、精度管理の上で
治療に活用できている」に進化していきたい、
そのために遠隔医療セミナーなどを川滝先生が胎児エコーを
普及してきたように新生児エコーでも取り組んでいきたいことを
報告してきました。
その上で、3次元エコーは自動でイメージングの補正、
半自動で計測などを数十秒の検査で可能にするという部分に
期待を込めて話してきました。
3次元エコーの原理から成人での活用具合、測定方法などを
はじめて学会でゆっくり講演してきました。
午前中の一般演題で、五十里、神谷、伊藤、大村先生
の4名と取り組んできたことを
私達4名、そしてこの分野で示唆を与えてくれてきた岐阜の山本先生
達と夢膨らませている3次元エコーで右室機能が評価でき、肺高血圧症や
脳室内出血予防に活用できないかという部分を講演してきました。
テーラーメイドに心エコーを活用するためにも
心エコーの標準化と技術革新と質向上をみんなで目指していきたいという
気持ちで講演してきました。
質疑応答で神奈川に2ヶ月来てくれて3次元エコーをあっという間に
身につけて浜松に戻っての杉浦先生に意見をもらえて嬉しい質疑応答の
時間でしたし、多くの先生方に質問や期待を伝えてもらえて
励みを感じる時間でした。
そして、このシンポジウムの企画者である
埼玉医科大学総合医療センターの石黒先生が
シンポジストの締めでした。
臨床医であり、素晴らしい医学者だと尊敬している石黒先生です。
長年、忙しい埼玉のNICUで臨床の中で積み重ねた組織循環モニターの
研究を世界に向けて発信している姿勢を尊敬しています。
この日はそのデータから考えられることを大変わかりやすく
ご講演下さいました。
石黒先生は日本を代表する新生児循環に関する
臨床医であり、医学研究者だと改めて素敵に感じました。
自分が提案したStress-Velocity関係を用いた循環管理の提案を
組織モニターや他の心エコー指標などをあわせて臨床の現場で追試し、
さらに自分の考えたその先を考察し提案して下さった石黒先生に
講演に感動しておりました。神奈川でいつか講演をお願いしたいと
思えた素晴らしいご講演でした。
そして、会場に質問を投げかけたときに真っ先に手を上げて
質問してくれた吉田先生の姿が頼もしく涙が流れそうでした。
座長・司会進行役の新生児科医の気持ちを日本一理解してくれている
小児循環器医の1人と思える増谷先生が各講演の質疑応答を活発に
してくださりつつ、
最後は米国からわざわざNoori先生が持参してくれた
シュミレーターのハンズオンセミナーとなりました。
シュミレーターの精巧さに感動しつつ、この開発をした
Noori先生に尊敬を感じていました。
ハンズオンセミナーに自発的に志願して下さった
皆様の存在にも新生児循環を向上していきたいと思ってくれている
仲間の心強さを感じました。
1台300万円ということでどうにか捻出して
日本の心エコー教育にも使えたら。。。という想いがしました。
このシンポジウムには当院に国内留学してくれた過去・現在、
そして未来の研修医の先生達の顔が多数見えて心強く感じていました。
医療は誰かの考えや想いを
受け継ぎ、未来に進め、そして、誰かにその先を目指してもらうという
医学の歴史の流れを感じ、自分もその大河の一滴になれたらと
思える気がしたシンポジウムでした。
学会で海外講演者をお招きして新生児循環の
シンポジウムが開催され、大きな会場にたくさんの
参加者が集まってくれたということを増谷先生と
感慨深く、そしてこの先を考え続けていきたいと
語り合った本望を感じる時間でした。
これでこの日、3つめの講演を終え、安堵の
夕方でした。このシンポジウム以降のことはまた、改めて
書かせていただきます。
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Source: がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ
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