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倫理的とは何をするしないでなく、決めていく過程にある。。。:仁志田先生のNICU遠隔講演会「新生児医療における生命倫理」
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投稿日 2024年2月24日 17:47:52 (横浜ブログ)
金曜日は以下の講演会を全国18のNICUに遠隔配信しながら
開催させていただきました。
前3回、遠隔配信施設が20を越えたくらいから
どうも映像や音声の配信がうまくいきませんでした。
なかなか、NICUをみんなで離れて学会や研究会に参加しづらい
チームで同じ講演を日常的に聞くことで診療の質向上につなげたい、
村田選手に寄付してもらった想いを全国の新生児医療に使えたらと
いう想いで諦めずに続けているこの遠隔講演会プロジェクトです。
粘り強く参加してくださり、改善に意見をくださる
多施設の皆様にも感謝です。
その趣旨に賛同してくださった新生児医療における
レジェンド、仁志田先生をお迎えして背水の陣で
迎えたこの日でした。
も先日、出版された仁志田先生。
新生児学入門を新人時代に読んでない新生児科医はいない。
新生児科医だったら誰もが知る仁志田先生がNICUを訪問して
くださりありがたい機会です。
NICUの看護師さんたちとも気さくに話して
くださった仁志田先生です。
会えると皆が笑顔になる仁志田先生のオーラを
改めて感じました。
今回、この日に備えて
準備や繰り返しテストを繰り返してくれた
風間さん、蔭山さん、森さん、大阪の岸上先生、
川滝先生に加え、
この日は坂田さんや作地さんが手伝ってくださり
多くのメンバーのサポートを受けての
遠隔講演会のスタートでした。
仁志田先生までこの日の遠隔講演会に備えて準備をいつも以上にしての
講演といってくださり、これまでの壁をぶち破る機会になればと思いました。
「倫理とは何をするか、しないかという行為にあるのではなく、
何をしていくのか、しないかをその子の事情の中でご家族と
医療者と考え合うプロセスにこそある」という
言葉に改めて共感しました。
こういう講演を仕事を終えた後に全国各地でそれぞれ
NICUで頑張る人たちと一緒に拝聴する意義を改めて感じて居ました。
下風先生が
に感想を以下のように書いてくれました。
「印象的だったのが、連続と非連続、早産も正期産、成人と老人
連続から考えると、わずかな違いなのかもしれません。私達の日常の”倫理”とは? 重要な方針を決める必要がある時、絶対的な基準はなく、よく考えるその過程。レジェンドの重みのある、ご講演でした。」
NICUの改築に向けても、新しいNICUで
みんなでやっていきたいビジョンを示していただいた気がしました。
映像配信を担当してくれた風間さん。
音声配信をサポートしてくれた坂田さんに
感謝の遠隔講演会でしたが、
無事に質疑応答にたど居ている気がして安堵。
後で仁志田先生もあの三人の質問がそれぞれ講演を補完してくれた
いい若者が育っているといってもらって嬉しかった勝又・林・谷山
先生の若手陣が仁志田先生にそれぞれの自発的に感想を述べ、質問を
してくれたレジェンドから若手へ託される想いを感じる時間でした。
自分が述べた感想は
「仁志田先生のこの講演は自分は5回くらい聞いている。
年々、聞こえ方が変わってきている気がする。
初めて聞いたのは10年前に自分が初めて循環管理で
脳室内出血などは撲滅できると九州新生児研究会で講演
させてもらった時にもう一つの特別講演がこのお話だった。
その時の聞こえ方と本日の聞こえ方は全く違っている気がして
それは
この10年間で自分も変わってきている、NICUの集中治療だけ
していれば赤ちゃんとご家族が幸せになれるわけではないと実感したり、
新生児医療で多くの人たちに出会う中で、温かい心を多くの人たちに
教えてもらったのかもしれない。
新生児医療やNICUは働く人間もご家族もそして子供達
自身も温かい心、優しさとは何かを考え、身につけていく
場所かもしれないと思えた」
というような感想を述べさせていただきました。
講演会に参加してくださっていた長年、重心医療に
関わってきた山下総長、新生児医療を問わず、
小児医療全般への歴史と気づきをくださる講演、
常に意識したい大切な初心を伝えてくださった気がする
という言葉にすごく共感していた斎藤先生でしたね。
16年前にNICUで超低出生体重児の患者家族として
入院していて今年から新生児科のアシスタントに応募
してくださった作地さん。仁志田先生の話を聞いて
新生児科医の先生たちの想いが伝わってきて
感動したと感想を伝えてくださいましたね。
当事者だった人たちが感動する話というのは
やはり本物のお話なんだと思えて作地さんの
感想も嬉しく思えていました。
看護師さんが新生児学入門にサインをお願いしたら
「新生児医療には大きな夢がある」というサインを
してくださいましたね。
新しいNICUカンファレンス室でも仁志田先生のサイン会に
なりました。これから新生児医療を担うメンバーに心の灯りを
灯してくださった仁志田先生に思えました。
仁志田先生とは読書仲間というか本の感想交換というか
本の交換をすることがあるのですが、
今回は上記の本をいただきました。
こども医療センターの2代目の新生科科長であり、自分を新生児医療に
誘ってくれた後藤明子先生と仁志田先生で翻訳した
と
小林登先生の母学
をいただきました、読んで感想をお伝えしますとお伝えしました。
自分は当院の患者家族の皆様と取材協力した
講演会の後は仁志田先生を囲んで食事会、
講演会以上にお酒を飲みながら新生児医療への想いを
交換する時間でした。
同じお酒を飲むわけでもないから
こういう食事会、懇親会も遠隔会場つないで意見交換しながら
できないものかと思えて居ました。
仁志田先生、川滝先生から昔の話を聴きながら
昔に学び今や未来を考える機会になったと思えます。
同世代とだけ話していても気づけないことがある
先人の言葉から、未来へのヒントや動機、志を
高められる機会があるということを感じてくれたらと
思えていました。
仁志田先生を横浜駅までお見送りしながら
二人で様々なことをお話しさせていただきました。
遠隔講演会などが頓挫せず、次のステップに進む
版にも思えていて、その感謝が言葉では言い尽くせない
気がしました。
一生覚えているだろうなと思える言霊をたくさん
いただけた気がします。
女子医大でいずれは新生児医療に戻りたいと思えている
と言いながら小児循環器研修を受けていた頃に出会えた
仁志田先生、自分もこれから自分のやりたいこと、すべきこと、
そのためへの動機を改めてくださった気がして感謝の晩でした。
準備への尽力や各地で参加してくださった皆様、
応援してくださった皆様それぞれにありがとうございました。
ご意見ご感想などお寄せくだされば幸いです。
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Source: がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ
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