-
ヤクルト戦を連勝 飯塚投手の良さはどこにあるのか?
投稿日 2017年9月7日 17:04:09 (横浜スポーツ)
-
消えた駅長たちからメッセージが来たので探しに行ってきた
投稿日 2024年4月16日 14:36:54 (横浜スポーツ)
-
横浜市港南区デジタルスタンプラリーに参戦!しんどかったけど新しい発見が多かった
投稿日 2024年2月14日 18:00:42 (横浜スポーツ)
-
私鉄10社スタンプラリーが無理ゲーだと思った5つの理由
投稿日 2023年11月8日 20:52:44 (横浜スポーツ)
-
細川の抜けた穴は大きい
投稿日 2023年10月29日 08:35:03 (横浜スポーツ)
-
1、2番には知野、林を固定するべきではないか
投稿日 2023年9月26日 12:45:25 (横浜スポーツ)
-
ドラクエウォークのお土産のためだけに新潟県へ行ってきました
投稿日 2023年9月12日 18:22:02 (横浜スポーツ)
-
知野の存在感は見過ごせない
投稿日 2023年9月11日 05:01:57 (横浜スポーツ)
-
あまり響かないサヨナラ勝ち
投稿日 2023年9月9日 09:05:49 (横浜スポーツ)
-
もう少しうまく選手を運用できないのか
投稿日 2023年9月7日 08:08:43 (横浜スポーツ)
-
振り返れば負ける要素はいくつもあった
投稿日 2023年9月6日 08:16:56 (横浜スポーツ)
-
まさかの知野のグランドスラム
投稿日 2023年9月4日 15:17:00 (横浜スポーツ)
-
関根、宮崎の復調が大きい
投稿日 2023年9月3日 09:02:12 (横浜スポーツ)
-
打線の復活はまだ早い
投稿日 2023年9月2日 07:15:34 (横浜スポーツ)
-
西浦の2軍降格について
投稿日 2023年9月1日 09:11:47 (横浜スポーツ)
-
蝦名の潜在能力に期待する
投稿日 2023年8月31日 08:01:32 (横浜スポーツ)
-
いい加減に内野の二人、外野の二人は見切りをつけるべきだ
投稿日 2023年8月29日 23:53:39 (横浜スポーツ)
-
左右病を断ち切るための代償となるか
投稿日 2023年8月28日 06:54:36 (横浜スポーツ)
-
安定志向に留まる選手はつまらない
投稿日 2023年8月27日 01:59:55 (横浜スポーツ)
-
大きな意味のある勝利
投稿日 2023年8月25日 23:43:28 (横浜スポーツ)
-
連敗は止まったが、問題は山済みである
投稿日 2023年8月25日 01:09:21 (横浜スポーツ)
-
もう何も手を打たない首脳陣
投稿日 2023年8月24日 07:36:33 (横浜スポーツ)
-
厳しい決断を下せない監督
投稿日 2023年8月23日 00:12:41 (横浜スポーツ)
-
選手起用の基準が狂っている
投稿日 2023年8月21日 01:18:37 (横浜スポーツ)
-
三浦監督の考えを推察する
投稿日 2023年8月20日 00:42:49 (横浜スポーツ)
-
願いが叶った
投稿日 2023年8月19日 02:56:56 (横浜スポーツ)
-
まったく何も変わっていない
投稿日 2023年8月18日 08:30:14 (横浜スポーツ)
-
もう佐野、桑原の1、2番はこりごりだ
投稿日 2023年8月17日 08:15:06 (横浜スポーツ)
-
打線が調子を取り戻したと考えるのは早計
投稿日 2023年8月16日 06:52:33 (横浜スポーツ)
-
大きな決断を求められる佐野の処遇
投稿日 2023年8月13日 18:20:08 (横浜スポーツ)
-
復調しつつある打線の勢い
投稿日 2023年8月10日 08:30:24 (横浜スポーツ)
5日火曜日の試合は、先発ウィーランド投手が好投して、さらに自援護のタイムリーヒットで先制。ヤクルトの先発石川投手も好投で点が取れず、終盤1点リードのままでは苦しいと思っていたところで、8回裏に筒香選手がライトスタンドに大ホームラン。それで打線に勢いがつき、さらに満塁からゴメス後藤選手が2点タイムリーヒット。結果が出ない後藤選手を信じて使い続けてくれたラミレス監督には感謝です。リリーフはエスコバー投手が少しハラハラさせてくれたものの持ち前のストレートで押し切り、パットン投手も好投で、9回裏は山﨑投手が完璧に締めました。
この夜は広島が阪神に劇的な逆転勝ちをしたものの、巨人は中日にこれまた劇的な勝ち方をしており、絶対負けられない試合でしたが、それを勝ちきれるということは、ベイスターズもかなり力をつけきてている証です。
ヤクルト打線の中でもとくリベロ選手は3三振と完全に抑えることに成功しましたが、それはバッテリーがリベロ選手が苦手の内角高めのストレートを徹底して突いたからです。この日の解説者は野村さんでしたか、ウィーランド投手やパットン投手のように150キロに迫るストレートだからできることで、球速が140キロ程度の投手だとまた違って来るとおっしゃっていましたが、昨日6日水曜日の先発は、ストレートの平均球速がせいぜい140キロの飯塚投手でした。
しかし昨夜の飯塚投手はブルペンでストレートが良かったとのこと。試合でもそのままの好調が続いたとのことです。しかし昨夜の飯塚投手のストレートは平均139.6キロ。飯塚投手としては、ごく普通の球速でした。
いずれにせよウィーランド投手のようなスピードボールがあるわけではない飯塚投手の立ち上がリは、かなり慎重でした。どうしても球数も多くなります。リベロ選手に対する攻めも、第1打席の最初は外角低めの変化球ばかりです。しかし5球目に内角高めのストレートを1球投げ、最後は外角低めのカットボールで空振り三振。投げながらだんだん自信をつけ、思いきってストライクゾーンでも勝負できるようになって、球数も要さなくなっていきました。何よりもコントロールがいい。針の穴を通すようなコントロールというわけではありませんが、棒球が甘いところに行くということは一切ない。リベロ選手の第2打席には、初球から内角高めのストレート、2球目、3球目はフォークで3球三振です。リベロ選手の第3打席は初球が内角ストレート。2球目こそフォークを投げましたが、3球目、4球目も141キロの内角ストレートでゴロに打ち取ります。
ウィーランド投手のような球速はなくても、強打の外国人選手と内角高めのストレートで勝負できるのが、飯塚投手です。スピードは飯塚投手にとって絶対必要条件ではないのかも知れません。実際この球速でも、ストレートはあまり打たれません。球の回転の良さなのでしょうか。三浦投手のようなピッチャーになりたい、飯塚投手はそう言っているそうですが、20歳にしてこの落ち着いたマウンドさばきを見ていると、それもあながち妄想ではないような気がしてきました。
捕手が嶺井捕手でも戸柱捕手でも、外角低めのストレートを軸にフォークを交えるスタイルは同じです。もう一つの変化球であるカットボール(一球速報ではカットボールですが、DELTAはこのボールをスライダーと判定しています)は、ストレートやフォークに比べると制球も切れももう一つで、さらに磨くことが必要かも知れません。ほとんどが右打者に対して外角低めに投げるのですが、時々甘くなって痛打されます。しかしカットボール(スライダー)は、球種が少ない飯塚投手にとってはそれでも投げなければならない球です。
1軍デビューのオリックス戦では、戸柱捕手はこのカットボール(スライダー)をかなり多投させていました。82球中15球、およそ2割がカットボールでしたが、このデビュー戦では、15球がことごとく捕手の要求通り右打者の外角低めに決まっていました。ところが8月22日の広島戦では、カットボールがしばしば甘く入り(エルドレッド選手にホームランを打たれたのはカーブのようですが)、痛打されて4点を失っています。
飯塚投手が初勝利を挙げた8月30日の中日戦では、嶺井捕手と組みましたが、嶺井捕手は83球中9球(10.8%)しかカットボールを要求せず、そのうち4球はお決まりの右打者の外角ではなく左打者の京田選手と大島選手の内角に投げさせたり、武山選手には3球連続してカットボールを投げさせたり、オーソドックスな戸柱捕手のリードとはかなり違うものでした。この中日戦は、平均球速が136.9キロと、飯塚投手としても遅い方だったし、ストレートもフォークもコントロールされない球が多く、調子の悪い日だったと思います。カットボールの制球だけはまあまあでしたが、比較的調子の悪かったこの中日戦で勝利を挙げ、昨夜のように調子の良い時に勝ち星がつかないというのも、野球です。あるいは中日戦では調子の悪かった飯塚投手をうまくリードしたと、ここは嶺井捕手を褒めるところなのでしょうか。
飯塚投手にとってスライダーは、主たる武器ではありませんが、この球種も使わざるを得ない以上、この球のコントロールの良し悪しや使い方がその日の勝敗を左右することもありそうです。昨夜は山田選手に打たれた1球以外は、カットボールもそれなりにコントロールされていました。
昨夜の試合は飯塚投手が7回まで無失点に抑え、リリーフした砂田、パットン、山﨑、田中投手も無失点。砂田投手は、先発のときは右打者にはクロスファイアーのストレートに外角へはあまり良くないスクリューボールという投手だったのが、今は右打者にも内角、外角にスライダーを投げ分けるスライダー投手になって成功しいます。山﨑投手はランナーこそ出しましたが、さほど悪くありません。しかしヤクルトの先発原投手も好投で、故障で離脱していて久々に見た秋吉投手、回跨ぎで9回、10回を投げたルーキ投手も良かったです。最後の松岡投手から宮﨑選手がサヨナラホームランを打ちましたが、この試合はリリーフ投手の層の厚さの違いも、見せつけることができたように思います。ここにもう一駒、三上投手がリフレッシュして加わってくれると、さらに安心なのですが。
昨夜は阪神も巨人も負け、ベイスターズにとっては、理想的な夜になりました。この時期になると1勝1勝が本当に重いです。一夜にして情勢が変わることもありえます。戦力的には巨人、阪神に1歩譲っても、今シーズンの戦いを通して、ベイスターズの若い選手たちはどんどん成長しています。そこに期待したいです。
追記:
今、捕手のリードについて知るために、できるだけ毎試合1球ごとに、捕手が構えた位置と実際のボールが行った位置、球種、結果を記録しています。戸柱捕手と嶺井捕手には、リードに確かに違うところもありますが、大方のところは共通で、3人の捕手で共有するチームの方針が徹底されているのだと推測されます。そんな中で、この3連勝は3人の違う捕手がマスクをかぶっての3連続完封。これは球団史上初、セでも54年ぶりのことだそうです。3人の間の優劣というよりも、3人揃って成長していることを、嬉しく多います。
にほんブログ村 野球ブログ 横浜DeNAベイスターズ
Source: YOKOHAMA lover
最新情報