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会社員時代、電話で「カタヤマカナミです」と言うと、相手に「ハタヤマさん?」とか「マナミさん?」と聞き返されることがあった。
そんな時「かきくけこの『カ』です」と答えていたが、今だったら「かつおぶしの『か』です」と答えると思う。
我が家では、かつお節削り器でかつおをかいている。
まあ、昔はどこの家でもそうだったのですよ。小津安二郎の映画「早春」にも、幸田文の小説「流れる」(共に昭和31年作品)にも、かつお節は家で削るものとして登場する。
もっと時代がさかのぼるが、女優でエッセイストだった沢村貞子さんの自伝的小説「貝のうた」では、関東大震災(大正12年)の避難の際、「小豆ご飯の入ったお櫃(ひつ)と三本の鰹節」を持って、弟さんと逃げるシーンが描写されている。沢村さんは、見ず知らずの人の家の裏庭に避難させてもらい、「鰹節をなめながら」不安な一夜を過ごすのである。
つまり、家に常時「三本の鰹節」があったということだ。昔の日本の家庭とはそういうものだったらしい。
私が幼少期を過ごしたのは昭和40年代だが、そのあたりから家庭でかつおをかかずに、袋入りの削りがつおを買うようになったのかもしれない。
しかし、私が小さい頃、母は、まだかつおをかいていた。写真のかつお削り器はその当時から母が使っていたものを、十年ほど前に母から譲ってもらったものである。
かつお節は絶対に家でかいたほうがおいしい(ちなみにかつお節は『削る』か『かく』と言う)。
香りが全然違う。削りたてのかつお節に少々のお醤油をかけただけで、おかずなしでご飯が食べられるくらいである。
日本の家庭では、「家事労働の省力化」の名目で、「おいしさ」を捨てたものが色々ある。釜で炊いたご飯などがその最たるもので、どんなにハイテクな電気炊飯器でも、昔ながらの鉄の釜で炊いたご飯のおいしさにはかなわない。
しかし釜で炊こうと思ったら、その場から離れられない。炊き上がるまでそばに付いていなければならない。それで、電気炊飯器が普及したのだろう。
私は3月11日の震災以降、電気炊飯器を使うのをやめて、鍋でご飯を炊くようになったが、それを皆さんに強いる気は無い。しかし、かつお節は、気が向いた時だけでも自分でかいてみて、と強くおすすめしたい。
写真の「365グラムの本枯節」は、鹿児島県枕崎市にあるかつお屋さんのインターネット販売部門で、私が購入しているものである。
こういうのが2本セットで2200円。私はそれを2セット、つまり4本まとめて注文し、送ってもらっている。
鹿児島からなので送料がかかるが、送料込みで4本5400円くらい。4本で1400グラムほどあるから、100グラム当たり400円弱。袋入りの削りがつおを買うのと、経済的には変わらない。
それをしみじみ削るという自分の行為を付加し、食卓に登場させることで、何か「世界が変わった」気持ちになる。
実は我が家の場合、かつお削り作業を主に担当するのは、私ではない。夫が「かつお節大臣」である(ちなみに彼は『薔薇の虫取り大臣』でもある。無農薬で薔薇を育てているので、虫は全部、夫が休みの日に手で取っているのだ)。
大根おろしをおろす、胡椒をミルで挽く、そして、かつおを削る仕事は、私より彼のほうがうまい。いつもお願いしているので、場数をこなすうちに上手になってくれた。
これは、私の夫固有の性質ではなく、男の人って、こういうことが上手なんじゃないかと私は思う。ゆるりゆるりと、焦らずやってくれるから。
夫がかいてくれたかつお節を、小松菜の煮びたしの上にたっぷりのせる。この満足感。ダイヤモンドの指輪もブランドのバッグもかないません。
女って実はそういうものです。
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Source: ごみの意味
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